2016.4.26 Dining Baton vol.1 @Union Square Tokyo
2016.05.30
この日 PRODUCT JAPAN の活動が Dinning Baton vol.1 と題したイベントを皮切りに、本格的に始動しました。晴天の4月26日(火)、太陽が沈みかける頃より、メディアや飲食業界の関係者およそ80名が東京のミッドタウンにある「Union Square Tokyo」にお集りいただきました。
会場となった Union Square Tokyo はNYの人気レストラン「Union Square Cafe」の海外姉妹店として2007年にオープン。NYの地元で長く培われた最高の料理のための高いスキルと、ホスピタリティあふれる温かいサービスを日本流にアレンジして多くの人々を魅了しているお店。
東京/日本にとどまらず、アジアを代表するグローバルカンパニーである、株式会社ワンダーテーブルの秋元巳智雄社長とスタッフ皆様のすばらしいチームワークとご協力により、記念すべきvol.1が開かれることに。これは PRODUCT JAPAN への趣旨ご賛同無くしては得られない機会と言えるでしょう。
このイベントに先立ち「せっかくだから」という、秋元社長のお声掛けで望月シェフと河野マネジャーを佐賀/有田へご案内しました。お二人がものづくりとその産地に直に触れられた事は、それらの未来を支える力であり、その力がイベント当日の盛り上がりに華を添えていました。
作り手と使い手の交流により、ゲストの方々から寄せられた貴重な言葉の数々・・・
>>>日本のものづくりはどこも同じ問題を抱えている現状を知った/PRODUCT JPN.をきっかけに、世代の違う業界仲間とも話ができ、自分自身にできることは何か?/県やプロデューサーの方の話を聞きながら食事をすると、なかなかアツいトークになった。お皿に対する意識も変わった/いわゆる有田焼を提供するよりもこのラインを展開する事の方が有田焼の将来性を知る事ができると感じた/食材にこだわるだけでなく、器と料理の合わせについても学んで行きたいと話していたのが印象的で、いまの時代の空気にあっていると感じた/若者がどう広めていくかが鍵になる。私自身メディアの一員であることはもちろん、20代としてこの現状を把握しながら、このメッセージを広めていく責任を強く感じた
これらの反響によって PRODUCT JAPAN の活動には日本のものづくりの意義と課題がふんだんに含まれている事が改めて明らかになるのを実感。それがこの会の成果と言えるのでしょう。ご協力いただきました皆様、この日お集まりいただきました皆様、ありがとうございました。
<UST 一夜限りのPRODUCT JAPANスペシャルコース>
Dish 1:さがほのか ビーツ フルーツトマト ゴートチーズ ピスタチオ
「辻与製陶所」による筒型の青成りは、赤い食材の鮮やかな色により美しさが引き立つ。
(使用皿:TY-003A)
Dish 2:ホワイトアスパラガス ホタテ キャビア
(自店の皿を使用)
Dish 3:タリオリーニ ズワイガニ 春キャベツ チャイブ レモン
「田森陶園」による7寸皿の生成りは、やさしいカーブのある平皿のかたちと色から、見た瞬間に春のパスタをイメージ。
(使用皿:TM-005K)
Dish 4:US ビーフテンダーロイン わさび ゆりね
(自店の皿を使用)
Dish 5:レモンタルト バジルソース ヨーグルトアイスクリーム
日本伝統を感じる「乃利陶窯」のプレートはラスティックなので、あえてクラシックな欧米のデザートとのマリアージュを提案。
(使用皿:NR-003)
<熊本地震義援金について>
2016年4月14日に熊本県内において地震が発生し、多数の住民に大きな被害をもたらしています。熊本県天草でとれる陶石が原料の有田焼にとっても、多くの方の被害に心をいためております。Dining Baton vol.1では、被災された方々の支援のために災害義援金の受付が行われ、皆様にご協力いただきました。心からお礼申し上げます。責任を持って、佐賀県から熊本県にお届けしましたことをご報告いたします。