DINING BATON EVENT REPORT

  2016.5.27 Dining Baton vol.2 @いいと 麻布十番

2016.05.30

前回の会場「Union Square Tokyo」とは業態も一転、vol.2では、“寿司と和食”というコンセプトで5月30日にオープンを控えた「いいと 麻布十番」。メディアや飲食業界関係者など28名が集結しました。

同店は、「食幹」「広尾 小野木」など、広い世代に人気を誇る和食の名店を運営する株式会社ディスカバリーの新店舗。「お寿司を食べるためには、前々から予約をし、肩肘張って行かなければならない。もう少しカジュアルにお酒とおつまみを食べながらお寿司を楽しめるお店があっても良いと思ったんですよね。」と代表の佐藤氏が想いを語るように、店内に入ったその瞬間から、お酒が進む美味しい香りが漂い、あたたかい雰囲気。

 

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Vol.0の開催店舗「KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA」横山氏の紹介で叶った佐藤氏とPRODUCT JAPANの出会い。佐賀県有田焼創業400年事業で始まったこのプロジェクトの想いに、当初から深く共感頂き、グランドオープン直前という貴重な日の開催が決定した。

店内中央に配置された調理場で行われる姿勢の良い料理人たちによる準備風景を見ながら、ぐるりと配されたカウンター席に今回の参加者が集まり出す。19時を少し過ぎた頃、いつものようにプロデューサーの長江一彌による挨拶で会はスタート。

 

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更に佐賀県有田焼創業400年事業 推進グループ 石井推進監による乾杯の挨拶へと続き、有田が直面している問題などと共に、このプロジェクトの想いが話された。そして前回開催店舗「Union Square Tokyo」の秋元社長から、佐藤氏へバトンが繋がれ、いよいよこの日のためだけに用意されたコースがスタート。PRODUCT JAPANの皿といいとの皿が違和感なく、どれもマッチした素晴らしいコース。小皿に少しずつ丁寧に供される料理の数々に、皆舌鼓を打った。調理場でひときわ目を惹くおでん鍋から、出汁の良い香りをさせて盛られる“ふくませ”(おでん)には、ファーストコレクション「The ARITA」の“norito”ラインが使用され、乃利陶窯の樋口氏より今回のプロダクトについての説明をして頂いた。

コの字カウンターというスタイルからか、スタッフの気のきくサービススタイルからか、プロダクトや有田焼に対する質問も多く、一体感のある、あたたかい雰囲気に包まれた会となった。

 

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造り手と使い手の交流により、ゲストの方々から寄せられた貴重な言葉の数々・・・

400周年という歴史を持つ有田焼が今後生産者の方々が抱える問題を解決し、引っ張っていく存在になってほしい。PJPのお皿はもう少しラインナップが豊富にないと頼みづらいと思う。/もの凄く充実した時間だった。日本のものづくりの抱える問題は様々な分野で強く感じていたので、自分自身にできることを考えながら生きるようになった。この活動も応援し続けたいと思う。/伝統工芸と呼ばれるジャンルがこれから百年先まで残っていくためにはまず”目を向けてもらう”ことが大事。過去の仕事で京都の伝統工芸を継承している若手を取材させてもらった際、そのように強く実感した。今回のレセプションに出席し、そして一晩経ってからお土産に頂戴した生成りの小皿を目にし、伝統を守ってきたからこそ出せるのであろう味わいにしみじみさせられている。/昨今、流通環境や市場が激変する中、様々なプラットフォームが

でき始めているが、今回の試みは伝統を守る・革新するということも含め、当該業界において、大きな意義があると思った。/素晴らしい企画だと思う。もう少し日本のレストランも自国の器を理解しプロモートしてもらいたい。今や世界は日本の料理のみならず食器にも大変興味を抱いいる中、やるべきことがまだまだあるように感じた。雑誌としても協力していきたい。/有田の方、メディアの方等、それぞれ違う立場から同じものを体験する貴重な体験だった。それぞれの視点から業界を盛り上げていく必要があると思っている。

 

次回vol.3は6月30日に開催予定。全く異なるアプローチで企画中!