DINING BATON EVENT REPORT

  2016.6.30 Dining Baton vol.3 @The Fifth Floor by MASA UEKI

2016.11.22

vol.3では、つい先日(2016年5月)行われた「第五回世界料理学会 in 有田」にてトッププレゼンターを務め、多くの人から称賛された植木将仁シェフが手がけるフレンチレストラン「The Fifth Floor by MASA UEKI」。料理を通して自国や自分の土地の文化や歴史の素晴らしさを世界に発信、伝えるという大役を務めた植木シェフの作り出す料理、発する言葉に注目が集まり、参加したいというメディア・飲食業界関係者が殺到した。

これまでの業態とは違い、輝かしいシャンデリアなどの内装により、これまでとは違う緊張が走るも、植木シェフの温かい人柄がそれを一蹴してくれる。有田への想いも熱く、実際に足を運んだ時の話しにも花が咲くこととなった。

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いつものように、プロデューサーの長江一彌による挨拶で会はスタート。更に佐賀県有田焼創業400年事業 推進グループ 石井推進監による乾杯の挨拶へと続き、有田が直面している問題などと共に、このプロジェクトの想いが話された。更に前回開催店舗「いいと 麻布十番」の佐藤社長から、植木シェフへバトンが繋がれ、全く異なる業態の二人が共に目指す使い手のあり方をお話して下さった。

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そして、いよいよこの日のためだけに用意されたコースがスタート。佐賀県からは、利久窯(江頭製陶所)、篠原渓山窯、乃利陶窯が出席。参加者の方々へ丁寧に解説をしながら、円形のテーブルはどこも賑わっている。PRODUCT JAPANの器に、植木シェフによる独創性なフレンチが盛られ、ため息とともにシャッターの音が重なる。流石と言える料理の数々だった。

<メニュー>

Amuse:北海真ダコの75°C低温スチーム フルーツトマトの冷製スープと三谷牧場のフロマージュブラン(使用皿:TS-001K)

Appetizer:千葉銚子一山商店直送 活じめ天然石ガレイのマリネ ルコラグリーン山葵ソース(自店の皿を使用)

From the ocean:江戸前穴子の八幡巻のヴァプール カレーエマルジョンソース(使用皿:RK-003A

From the land:豚三枚肉のグラティネ ブルゴーニュ風 大地の恵み添え(自店の皿を使用)

Sweet temptation:初夏のスペシャルデザート(自店の皿を使用)

Fresh Heab tea:新倉ファームのフレッシュハーブティー

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窯元を代表し、利久窯の江頭社長がプロダクトについての苦労話やこだわった点などをお話された。使い手に対し、その使い心地についての質問などが投げかけられ、Dining Batonならではの造り手と使い手のやり取りが披露された。

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造り手と使い手の交流により、ゲストの方々から寄せられた貴重な言葉の数々・・・

aonari/kinariプレートはシンプルで風合い豊かな器は料理の美しさを引き立てていた/素晴らしいお料理と器、サービス、空間…全てが一体となって、新しい有田のカタチが見えたようにも感じた/料理人と窯元、陶器磁器職人との出会いは、とても少ない機会だと感じていたので、そういう意味でも素晴らしい会だと思う/生成りや青なりの皿に盛る時の、利点や難しさ、今まで自分の店で使ってきた皿に同じ料理を盛るのとどのように違って見えたか?あるいはその皿に盛った写真との比較などのお話があれば、より深く料理と皿の関係を考察できたかもしれない/青なり、生成りの皿の光沢が料理を輝かすという効果があると思う/同じ料理を(あるいは同じ食材を)別々の皿に盛って食べ比べる(コースとして捉えると変わったことになるが)なども、ぜひ経験してみたい

次回は7月27日、残るは中国料理!での開催をご期待下さい。